はじめに

いまや50万人以上とも言われているフラ人口ですが、その目的もスタイルもさまざ
まです。
本格的に技(わざ)を追求したい人、趣味として楽しければいいという人

体操がわりにという人、社交のひとつとしてという人・・・・・・。
 
しかし、本当の意味でフラを踊れて理解してる人達はどれだけいるのでしょうか?
これには疑問を持たずにはいられません。

 

ハワイのあるクムフラは言います。
「正しい意味を理解しているクムフラ(指導者)は、ハワイといえども一握りである」と。
 多くは本来の目的を見失い「物語を正確に後世に伝える」という使命を忘れているのです。その結果やみくもに華美な装束とアクロバティックな技法に走り本来の「大切な」ものを失ってしまっているかに見えます。
踊りの表現は自由ではあるのですが、目的と本筋が変わってしまっては
もはや「フラ」とは言えません。このような背景を憂い私どもは「フラ」の正しい知
識と伝統のスタイルを学び伝える事を課せられた使命だと考えております。

 

日本におけるフラの問題点

あちらこちらで開かれる発表会や公演を観ていて「おや?」と思うことが度々あり
ます。踊りが上手い下手というのでじゃなく誤った表現によって曲の内容が変わって
しまっているからです。所属している教室の先生が振付けたものなのかハワイの先生(クム)が作ったものなのか定かではありませんが、本来のフラとはかけ離れたものになっていることが実に多いのです。
 また、衣装でいえば本来は各島の決められた色の衣装とレイを身に着けて踊らなければいけないのですが、そのルールを無視または知らない先生方が多数存在するのは悲しいかぎりです。
 自然の花や葉を編んで、そのパワーをいただいて踊るのがフラのはずなのですが、タブーとされる造花のレイをつけ喜々として踊っている人達・・・・。
 これらは知識や認識の欠如から生まれたある種の弊害でさえ
あります


 
Hula Hou(新しいフラ)

新しいフラHula Houは、これらの弊害をなくしもっと自由な感覚で正しくフラを
捕らえようという考えから生まれました。フラホウはもっとも新しくもっとも正しい
「伝統フラ」のかたちを提案します。

 

Hula `O Kaleopololeiの考え

我が師ジョージ・ナオペは言います。
「先生が生徒を作るのではなく、生徒が先生を作るんだ。」と。

 指導をしていると、まさにその通りの事をたけさん感じます。
また、問題点を指摘しても我々指導者が勉強を怠っては何もなりません。
 現場に携わるからこそ見える問題点を解決しなければ何もならないのです。
たとえば、金銭的負担。生徒は出費が多いから本格フラは出来ないと考える方もいることでしょう。確かに本来のフラには制約がたくさんあります。
衣装にしても島のカラーで曲のイメージに合った衣装をそろえ、生の花でレイを作ることが絶対条件では極端な話1曲につき1着の衣装がいることになります。
 これでは金銭的な負担は大きくなってしまいます。
 しかも条件にあわない衣装で踊るのは我々専門家としては避けたいなは事実です。まして普段着でステージに出るのは・・・。


 
フラに自由の扉を

そこで「フラホウ」は1つの制服にカラーを身に着けて踊るという方法を
考えました。いわば万能ドレスの誕生です。これなら本来のフラの意思を継ぐことに
なります。
 また、工夫を凝らした生花のレイだけではなく、一輪の花でも身に着ければそれは
立派な装束だと考えました。
今Hula Houは新しいフラの世界を開きます。新しい提案によってどなたでも本格フラの扉を開くことが出来る。・・・それがHula Houの考え方です。


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